https://www.cnn.co.jp/travel/35181949.html
ビザ(査証)なしで入国できる国・地域の数に基づき、世界各国のパスポート(旅券)を比較したランキングの最新版では、
日本とシンガポールが依然トップに立っている。
ランキングは英コンサルティング会社、ヘンリー・アンド・パートナーズが2006年以降、業界団体の国際航空運送協会(IATA)からの
データに基づき、随時更新してきた。
世界199カ国のパスポートについて、ビザなし、または到着ビザ制度で入れる渡航先を調べ、その数を各国のスコアとする。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が始まってから、海外渡航の自由度をめぐる南北間格差が広がり、
ランキングが始まってからの16年で最大に達しているという。
一時的な渡航制限を考慮しないスコアでは、日本とシンガポールが192で依然トップ。
最下位はアフガニスタンで、事前のビザ申請なしで入れるのが26カ国にとどまっている。
2位は韓国とドイツでスコアが190、3位はフィンランド、イタリア、ルクセンブルク、スペインでスコア189。
上位にはこれまで通り、欧州連合(EU)諸国が並んだ。フランス、オランダ、スウェーデンとオーストリア、デンマークが188で4位、
アイルランドとポルトガルが187で5位に入っている。
14年にそろって首位だった米国と英国は今回6位で、前回の7位からは1ランク上がった。
6位にはスイス、ノルウェー、ベルギー、ニュージーランドも並ぶ。
7位はオーストラリアとカナダ、チェコ、ギリシャ、マルタ。8位はハンガリーとポーランド、9位はリトアニアとスロバキア、
10位はエストニア、ラトビア、スロベニアとなった。