5年後に「株価が5倍」もありうる「日本企業10社」の実名を大公開する…!
誰も予測しなかった
5年前、ここまで急速に電気自動車(EV)が普及すると予想できた人はほとんどいなかったはずだ。この間、EVメーカー・米テスラの株価は20倍以上になった。
【写真】5年後に「株価が5倍」になる日本企業「ベスト10」銘柄、表はこちら
だが、振り返ってみると、その萌芽はあった。すでに地球温暖化は問題となっており、二酸化炭素を大量に排出するガソリン車からEVにシフトする流れだったのだ。
5年後の社会を見据えて株を正しく仕込めば、あとは寝て待つだけ。株価が5倍になるポテンシャルを秘めた企業は国内にもある。3700社以上ある東証上場企業から、投資のプロ7名が選び抜いた10社を紹介する。
水素の時代がやってくる
脱炭素分野で欧米や中国に後れを取った日本が、息を吹き返す切り札が「水素」だ。水などから取り出せて、使用時に二酸化炭素を排出しないため、水素は「究極のクリーンエネルギー」とも呼ばれる。
「5年後に5倍になる可能性があるのは、川崎重工業です。同社は造船や航空機、鉄道など幅広く事業展開をしている老舗企業ですが、近年、新たな挑戦を試みています。
世界初となる液化水素運搬船を建造し、神戸市では水素を燃やすガスタービン発電の実証事業も行っています。
かつて『終わった』と言われたソニーは、エレキを捨てて、今はコンテンツ企業として復活しました。同様に、川崎重工業も総合重機からエネルギー企業に脱皮していく過程にあります」(経済アナリストの田嶋智太郎氏)
今はガソリン車がEVに置き換わっていく途上だが、遠くない将来に、EVが水素を使用する燃料電池車(FCV)に移り変わる未来が待っている。重要になるのは、水素ステーションだ。
政府も「水素」に本腰を入れる
「活躍を期待できるのが、加地テックです。石油化学プラント向けガス圧縮機の製造が本業ですが、水素ステーション向け圧縮機も手がけています。
EVはたしかに二酸化炭素を出しませんが、電気を大量に使います。電気を生み出すのは、今のところ、ほとんどが石油か石炭、ガスなどの化石燃料を使った発電です。
EVが増えるほど、二酸化炭素排出量が増えていく。その点、FCVは水しか排出しない『究極のエコカー』と言えるでしょう。政府も水素に本腰をいれており、5年後にはかなりの数のステーションができているはずです」(ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏)
国内外の同業他社と比べて圧倒的な技術力を誇る企業にも目配りをしたい。ユニオンツールはそんな企業だ。
「電子回路基板の加工用超硬ドリルの国内トップメーカーで、世界3割、国内9割というシェアを誇ります。スマホをはじめ、電子機器は多機能化・小型化が進んでいますが、それを支えるのが、電子回路基盤の小型化。
限られたスペースに多くの導線を通す穴を空け、膨大な量の電子部品を載せなくてはいけません。
一般の半導体パッケージ基盤には0.1mm程度のドリルが使用されているのに対し、同社は0.05mmという超極細のドリルを量産できる体制を構築しています」(グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏)
もちろん、高成長企業への投資はリスクも伴う。安心確実に資産を殖やしたい人向けに、手堅く配当金を狙う高利回り銘柄も合わせて選別した。
なかでも、メガバンクの一角で、5%と予想配当利回りが高い三井住友フィナンシャルグループは魅力的だ。表の銘柄も参考にしてほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3d8f256e295242e6e410a3a1cc1ff450d3be04d
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