定番のシステムクリーナーソフト「CCleaner」が、「Microsoft Store」から入手できるようになっているようです。
Windows 10/11の新しい「ストア」アプリで「CCleaner」と検索すると、インストールページにアクセスできます。
「CCleaner」は、PC内の不要なデータを手軽に削除できるツールです。
ゴミファイルを一掃してディスクの空き容量を増やしたり、パフォーマンスを向上させるのが目的のクリーナーソフトですが、PCの安定動作を妨げる問題を修復するヘルスチェックや、インストール済みのアプリを最新の状態に保ってセキュリティを向上させる機能も備えています。このような多機能性にもかかわらず、ホームユーザーならば無償で利用できる点が評価され、この分野では定番のアプリとなっています。
しかし、一方であまり行儀がよくないとして批判されることの多いアプリでもあります。
たとえばユーザーの利用状況を収集・送信する機能を実質的に拒否できない形で組み込んだり(のちに拒否できるように修正)、有償版へのアップデートを促すポップアップが追加されたときは物議を醸しました。
また、チェコのセキュリティベンダーAVASTに開発元が買収され、インストーラーにマルウェア対策ソフト「アバスト」がバンドルされたこともありました。
そうしたこともあり、一時期はMicrosoftのマルウェア対策機能によって「望ましくない可能性のあるアプリ」(PUA)と判定され、環境によってはダウンロードがブロックされることもあったほどです。
このような経緯のあるアプリが「Microsoft Store」に登録されたのは少し意外ですが、以前の振る舞いは改善されたということでしょうか。
どっちにしろ、「Microsoft Store」から入手できるようになったのは安心できるポイントといえるでしょう。「Microsoft Store」へのアプリ掲載にあたっては審査がありますし、万が一それをすり抜けても、ユーザーから不審な動きが報告されれば、なんらかのアクションが期待できるからです。
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