東京都は、新型コロナウイルスの家庭内での感染を防ぐために、積極的に宿泊療養施設を利用してもらおうと、週に1回程度、駅弁や航空機で提供されている機内食などを提供することになりました。

これは14日、小池都知事が記者会見で明らかにしました。
都が提供する駅弁は、東京の郷土料理でアサリを炊き込んだ「深川めし」や、宮城の「炭火焼牛たん弁当」、神奈川の「鯛めし」、山形の「牛肉どまん中」です。
これらの駅弁は、16日にあわせて1000食が提供されます。
今後は、日本航空の航空機で出されている機内食のメニューの弁当や、料亭「なだ万」の仕出し弁当なども用意するということです。
都内では新型コロナの感染が急拡大する中、感染経路がわかっている人のうち「家庭内」で感染した人が最も多くなっていて、宿泊療養施設の活用が課題です。
都としては特色ある食事にすることで、利用してもらえる環境を整えたい考えです。
小池知事は「日常と違うそして単調になりがちな宿泊療養施設での療養に、少しでも彩りを添えるための工夫もしようということだ」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220114/1000075057.html