立憲民主党よ、お前もか!? 西村智奈美幹事長よ、お前もか!? 期待ハズレのCLP釈明会見を読み解く
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自民党政権を倒す構想力や野党共闘をまとめる政治手腕は未知数ながらも「誠実でまっとうな政治」をめざす姿勢は確かなようだーー昨年秋の立憲民主党代表選で永田町の表舞台に「初登場」していきなり幹事長を射止めた西村智奈美氏。彼女に新しい政治の芽吹きを感じた野党支持者は少なくないだろう。連合寄りの姿勢を鮮明にする泉健太代表はさておき、「正直で誠実」をモットーとする小川淳也政調会長とともに、西村幹事長が野党の未来を切り開くことを期待した支持者もいたかもしれない。
前任の幹事長である福山哲郎氏がリベラル系ネットメディアChoose Life Project(CLP)に立憲民主党の政治資金1500万円を水面化で提供していた問題は、西村幹事長が最初に迎えた試練である。
立憲民主党を単独で旗揚げした枝野幸男前代表の最側近として幹事長職に4年間君臨し「枝野ー福山独裁体制」を築き上げた福山氏。党重鎮の「政治とカネ」をめぐる疑惑に新米幹事長がどこまで切り込めるのか。「誠実でまっとうな政治」を標榜する西村氏の真価が問われる局面がいきなりやってきたのだ。