「PS5品薄でPS4の生産終了を撤回」報道をソニーが否定 「PS4の生産を昨年末で終了するという計画はありませんでした」

プレイステーション 5の品薄を受け、前世代機であるプレイステーション 4の生産終了が撤回されたとの報道が話題になっています。しかし、編集部の取材に対しソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)広報は、そもそも「PS4の生産を昨年末で終了するという計画はありませんでした」と報道を否定しました。

 こうした流れを受け、編集部でもあらためて「PS5不足のためPS4生産停止を撤回したというのは事実か」「現在のPS4の生産状況」について、SIE広報に問い合わせたところ、次のような回答が得られました。

SIE広報:PS5不足のためPS4生産停止を撤回したのは事実ではありません。PS4の生産を昨年(2021年)末終了するという計画はありませんでした。PS4はSIEにとって最も多く売れたコンソールゲーム機の一つであり、過去のハードウェアと同様に、世代の移行期においては新旧両方のハードウェアを並行して生産・販売しています。


 SIEによれば、Bloombergへのコメントにもあったように、PS4の生産を昨年末で終了するという計画はそもそもなく、現在もPS5と並行してPS4の生産・販売は続けているとのことでした。なお既報の通り(関連記事)、PS4 Proについては2021年1月に全モデルの出荷完了をしていますが、現在のスタンダードモデルにあたる「ジェット・ブラック 500GB」はその後も販売を継続しており、現在まで特に生産終了のアナウンスなどは出ていません。

 ネット上では一連の報道を受け、「そもそもPS4を生産終了するなんて言ってたっけ」「そもそもPS4生産は終了してない」といった指摘の他、「PS4も店に売ってないが?」とPS4も品薄であることを指摘する声や、「いや、PS5作れや」とそもそもの問題解決になっていないといった声など、さまざまな反応がみられました。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/2201/14/news136.html