調査を行ったのは元FBI捜査官のビンセント・パンコーク氏のほか、歴史家、犯罪学者、データ専門家など約20人で、
これまでほとんど知られていないユダヤ人公証人のアーノルト・ファンデンベルフが密告した可能性が高いと結論付けた。

調査チームによると、新たな証拠の中で決定的だったは戦後の資料の中から見つかったアンネの父オットー氏宛ての無署名のメモで、
ファンデンベルフの名を挙げ、情報を渡した人物だとしている。

メモでは、ファンデンベルフが戦時中、アムステルダムのユダヤ人団体のメンバーとしてユダヤ人が潜伏している住所を知ることができ、
自身の家族を救うために隠れ家をナチスに伝えていたとされている。

フランク一家で唯一生き残ったオットー氏は、このメモの存在を知っていたものの、公にはしなかったという。

https://mainichi.jp/articles/20220118/reu/00m/030/002000c