岸田文雄首相は18日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)関連のオンライン会合で講演し、
「『新しい資本主義』によって世界の流れをリードする」と表明した。
安倍晋三元首相の経済政策アベノミクスについて「持続可能で包摂的な日本経済に変革していくためには
不十分なことは明らかだ」と指摘し、政策転換の必要性を強調した。

首相は「日本の社会課題解決にはデジタルの力が不可欠だ」と訴え、海底ケーブルや光ファイバーなど
通信インフラ整備を進める方針を説明。新サービスの創出に向け、「4万件の規制・制度をデジタル原則の下で
見直す」と述べた。企業の賃上げを促進するため、人材投資など非財務情報開示を進める考えも改めて示した。

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