福井県の若狭和紙、96歳職人が引退し残り1人に 最盛期には250軒、浅草寺雷門ちょうちんにも
2022年1月19日 午前11時30分
自分ですいた若狭和紙を見つめる大江重雄さん=福井県小浜市和多田
自分ですいた若狭和紙を見つめる大江重雄さん=福井県小浜市和多田
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1200年の伝統を誇る若狭和紙の里、福井県小浜市中名田地区で、紙すきを続けてきた和多田区の大江重雄さん(96)が今季、引退を決意し約80年の職人人生を終えた。大江さんの紙は丈夫で、浅草寺(東京)の雷門のちょうちんにも使われている。職人がどんどん減る中、伝統をつないできたが「もう体が続かない」と断念した。若狭和紙の職人は残り1人になった。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1476823