横浜市中区の雑居ビル上層階の窓ガラスを割って侵入し、金品を盗もうとしたとして、県警捜査３課と加賀町署などは２０日、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで、住所不定、無職の男（７２）＝特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で逮捕＝を再逮捕した。
署によると、容疑を認め「泥棒で生活している」などと供述しているという。

　捜査関係者によると、同区では昨秋以降、深夜から未明の時間帯に雑居ビル２〜７階の窓ガラスを割って侵入する窃盗事件（未遂を含む）が約２０件（被害額計約２００万円）発生しており、県警は関連を調べる。

　再逮捕容疑は、９日午後９時半〜１０日午前２時５分ごろ、同区弁天通２丁目の７階建てビル６階の店舗に侵入し、金品を盗もうとした、としている。

　署によると、男は窓ガラスの一部を割り、鍵を開けて侵入。隣接する別のビルから飛び移ったとみられる。
店舗の机の引き出しなどが荒らされていた。

　同日午前１時５５分ごろ、ビルの防犯アラームが作動。
警備会社からの通報で駆け付けた署員が、隣接するマンションの出入り口から出てきた男を職務質問したところ、ドライバーやバールなどを所持していたため現行犯逮捕していた。

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