小川淳也議員「理想は“国民がほれぼれするような批判”」 立憲の立て直しに言及
https://times.abema.tv/articles/-/10012111

「不肖の身ですけれども誠心誠意、務めを果たしたいと思っております」

 去年12月、立憲民主党の政調会長に就任した小川淳也衆議院議員(50)。実は今、この小川議員も登場する映画が公開され、注目を集めている。その名も『香川1区』。小川議員の選挙区である「香川1区」で去年秋に行われた、衆院議員選挙の激戦を描くドキュメンタリー映画だ。初代デジタル大臣にして地元の有力紙「四国新聞」のオーナー一族でもある平井卓也議員と、地盤も看板もない「パーマ屋の息子」として庶民感覚をアピールする小川議員との争いが描かれている。

ニュース番組『ABEMAヒルズ』では小川議員を取材。映画が選挙にもたらした影響や、立憲民主党の立て直しについて話を聞いた。

「(映画では)私に関して言うと、無様な姿やみっともない姿、情けない姿がいっぱい出てくるので複雑です。監督が『選挙は人間をむき出しにする』とあちこちでおっしゃってますけど、平井先生におかれてましても、戦況次第で余裕をお持ちのときもあれば、なかなかそうも言っていられないときもあります。まさに生身の人間……お互いすごくリアルに描かれているなと感じました」(以下、立憲民主党・小川淳也政調会長)

『香川1区』を上映中の映画館によれば、公開当初から連日満席になり、終わった直後には毎回拍手を送るという珍しい現象も起きたそうだ。

 そもそも小川議員の名を広く知らしめたのは、同作と同じ大島新監督が手がけた映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』。小川議員が初めて出馬した2003年からの17年間を追い続けたドキュメンタリーだ。政治家として真っ当であろうとするがゆえに複雑な政治状況に巻き込まれ、苦悩する小川議員の姿が多くの人の共感を呼んだ。

 タイトルのインパクトとも相まって、ドキュメンタリー映画としては異例のヒットを記録。それは去年の衆院選にも良い影響をもたらしたという。

「ある種、政治家とか政治活動の一断面を切り取って見えるようにしたことで、結果として『小川さんの考えや抱えている思い、志に共感しました』『シンパシーを持ちました』という方が県内外で増えたことは間違いないと思います。結果として、選挙戦の熱にも少なからず繋がったでしょう」