コロナ禍でも元気バリバリ島耕作 弘兼氏の分身?
2020/7/15
「島耕作」シリーズなどで知られる漫画家の弘兼憲史さん。早稲田大学を経て
松下電器産業(現パナソニック)でサラリーマンを経験するなど
異例なキャリアから人気漫画家になった。新型コロナウイルスの影響で
日本経済は停滞気味だが、72歳の今も現役バリバリ、島耕作も
「相談役」として奮闘中だ。
「コロナの影響はほぼゼロ。会食が減ったおかげで3キロダイエットできたし、
筆も進んで締め切りに追われなくなった」。弘兼さんは笑ってこう話す。
スタジオには常時5人程度のスタッフがいるが、もともと間仕切りがあり、
2メートル以上のソーシャルディスタンスがとれており、自身は個室。
漫画の執筆活動に影響はしない。
ただコロナの感染拡大は想定外。講談社のツイッターを活用した
リレー連載企画で「マスク島耕作」が話題になったが、「顔にマスクをすると、
表情をうまく描写するのが難しくなる」とこぼす。弘兼さんの分身ともいえる
島耕作は72歳で昨年会長を退き、相談役になった。社内の事業から
一線を画し、2020年は五輪開催をにらみスポーツビジネスに関わると
想定されたが、「(五輪が)延期になったから。この展開も変わりますね」という。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO61117560T00C20A7000000/