韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク(徐坰徳)教授は、「第二の軍艦島」と呼ぶ新潟県の「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産への推薦をしている文化庁に抗議の書簡を送ったことを21日、明らかにした。
ソ教授は、都倉俊一文化庁長官に郵便で送った書簡で「太平洋戦争期間に佐渡金山で朝鮮人1140人が強制労働した事実を隠蔽しながら世界文化遺産への登録を推薦することは歴史的事実を隠そうとする小細工だ」と指摘した。
日本が時代を江戸時代に限定したことに対し、ソ教授は「日本は2015年に軍艦島を世界文化遺産に登録する時、似たような小細工を使って国際的に恥をかいた。すぐに世界文化遺産への推薦をやめなさい」と警告。
続けて「日本政府は、ことし末までWHC(世界遺産委員会)の軍艦島関連の指摘事項に対する履行報告書の提出にでもすぐに神経を使いなさい」と訴えた。
WHCは第44回会議で軍艦度関連の説明について「強制動員された韓国人の被害事実が抜けており、犠牲者に対する追悼措置も十分ではない」と指摘して修正を要求した。
ソ教授は最近、日本の自民党や新潟県などを中心にした世界文化遺産登録が強制労働と無関係だという主張などを歴史歪曲(わいきょく)の兆しが見えるとし、「十分に予想していたこと」と述べた。
またソ教授は「来月1日、日本政府が世界文化遺産に最終的に申請すれば、佐渡金山での強制労働の真実を全世界に知らせるキャンペーンを始める予定」と予告した。https://news.yahoo.co.jp/articles/aa5e7a6a409d6236fa34aae52761307db1f3a452