[シドニー 21日 ロイター] - 英国は21日、ロシアや中国などの独裁国家が冷戦以降これまでにないほど勢いを増していると指摘し、西側諸国はこうした勢力に対抗して民主主義を守るために結束すると表明する。

オーストラリアを訪問しているトラス英外相が当地のシンクタンク、ローウィー・インスティチュートでの講演で、西側諸国は協力して世界の脅威に対応し、インド太平洋地域の民主主義諸国との連携を深め、「世界の侵略国に立ち向かう」必要があると述べる予定。

トラス氏は「(世界の侵略国は)冷戦以降見たことのないような形で勢いを増している。独裁主義をサービスとして世界中に輸出しようとしている。ロシアや中国がベラルーシや北朝鮮、ミャンマーなどの最も緊密な同盟国となっているのはそのためだ」と指摘。

西側諸国は、オーストラリア、イスラエル、インド、日本、インドネシアなどの同盟国と協力して、特に太平洋地域で世界の侵略国に立ち向かうべきだとし、「今こそ自由世界が立ち上がる時だ」と呼び掛ける。

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