広島県警は21日、勤務中に訪問した家庭で10代女児の体を触ったとして、強制わいせつと住居侵入の罪で起訴された尾道署地域課の男性巡査部長(49)を懲戒免職処分とした。巡査部長は「欲望が抑えられなかった」と話しているという。県警は、地域の家庭や事業所を訪ねる「巡回連絡」を装った計画的な犯行とみている。
県警監察官室によると、巡査部長は尾道市内の交番に勤務していた昨年11月22日午後3時15分ごろ、女児方の玄関先で、女児の上半身を触るなどした。当時は巡回連絡の時間だったが、女児方以外には訪問していなかった。インターネットの防犯指導をかたり、制服姿で1人で女児方に立ち入り、1人でいた女児に「服に虫が付いている」などと言って触ったという。
巡査部長は11月28日に県警に逮捕された当初、容疑を否認していたが、その後の調べで認めた。「申し訳ありませんでした」などと話しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac002f3c278fa1368ff85666d594287b04cc3a7e