保育園児「1回死んで女に」

大津市が市の公式サイトに保育園児の性別違和や受診歴を無断で掲載し、両親が「アウティング」だと提訴

 大津市立保育園に通う園児(6)が性別に違和感を抱えているとの情報が、匿名ではあるものの
許可なく市のウェブサイトに掲載された問題で、母親(35)が取材に応じ「性に悩む人が多くいる
ことを世の中の人にもっと知ってほしい」と訴えた。園児は自分の心が女性であることを周りに受け入れ
てもらえず、「1回死んで女になる」と話した。

朝日新聞の取材によると、園児は戸籍上は男の子だが、3歳頃から「ボクは女の子」と語り、妹の服を着た
がった。年少までは少人数の保育施設で、女児向けの服で遊んでいた。しかし、2019年4月、市立保育園
に入園すると「"おとこおんな"と言われた」「1回死んで女の子になる」と話すようになった。母親は担任
に相談するも、「じゃれあい」「成長過程です」と言われ園児は登園をしぶり、泣き出すようになった。
両親は県内外の精神科医を訪ね歩き、11月に性別違和の診断を受け結果を園側に説明したが、入園前に
「やらない」と言われていた男女別のグループ分けが実施され、園児は仲間はずれにされた。
別の園児から「どうして男なのにかわいい服を着ているの?」と聞かれ、本人が「体は男だけど心は女なんよ」
と説明すると、「うそつき」と叫ばれ、他の子に腹部に連続パンチを受けた

https://jp.reuters.com/article/idJP2021012301001634