童話が「いろんな角度で考える力」を育む理由

『3匹の子ブタ』『さるかに合戦』『鶴の恩返し』『泣いた赤鬼』……。

童話には、つねに正しい教訓がありますよね?
わかりやすい悪者が出てきて、最後には必ずやっつけられて、めでたしめでたし。

でも、本当に“めでたしめでたし”でいいのでしょうか?

人にはそれぞれ立場や考え方によってちがう正義があり、誰もが自分を正義だと信じています。
大切なのは、自分ではない誰かの立場で考えること。
その「物事をいろんな角度から考える力」が、想像力をのばし、違う考え方を理解できるようになり、思いやりの心を育みます。
それって、これからの世の中を生きるのに、いちばん大切な力なのでは?
https://toyokeizai.net/articles/-/478025