大阪府で、新型コロナウイルスの検査キットの不足が深刻化している。
府医師会は国からの安定供給を求めているが、全国的に需要が高まっているため、確保の見通しは立たない。
急増する感染者を検査で捉えきれず、感染者が気付かないまま市中でウイルスを広げている可能性も指摘されている。
「手軽に使える抗原検査のキット入手が難しくなっている」。
大阪市中央区で発熱外来を開設する「小畠クリニック」の小畠昭重院長は危機感を募らせる。
同院では15人の予約枠に対し、多い日では50人程度が検査を希望しており、多くを断らざるを得ない状況だ。
こうした状況は今後も続くとみられるという。
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