立憲と維新が協力し少数会派へ「質疑時間」譲る 野党連携へ一歩
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24日に始まった新年度予算案を審議する衆院予算委員会で、立憲民主党と日本維新の会が、野党の少数会派に質疑時間の一部を譲る運用を始めた。
昨年の衆院選後、野党の足並みの乱れが目立っていたが、政権に対峙(たいじ)する方向での野党連携の一歩につなげる考えだ。

新しい運用は、立憲が維新に提案して合意した。まずは岸田文雄首相が出席する24、25日の質疑で、立憲から20分、維新から10分の質疑時間を供出し、国民民主党、共産党、有志の会に割り振る。今後の日程でも続けていくという。

 野党側は衆院選前まで立憲を中心に行っていた「野党国対委員長会談」や「野党合同ヒアリング」がなくなり、昨年12月の臨時国会では、追及の足並みがそろわない場面が目立った。
立憲の大串博志予算委筆頭理事は、「野党全体で良い論戦をしていくことは非常に重要だ」と話した。