自民・高鳥氏 佐渡金山「推薦なければ岩盤保守層が離れる」

 佐渡島の金山の世界文化遺産への登録をめぐる今年度の推薦期限が来週に迫るなか、自民党内からは、「夏の参院選にも影響が出る」として、推薦を強く求める声があがっています。

 安倍前総理や高市政調会長も参加した自民党の保守系議員の会合。新潟県連の会長を務める高鳥修一政調会長代理は、今年度の推薦期限である2月1日までに佐渡島の金山を推薦するよう政府に強く求めました。

自民党 高鳥修一新潟県連会長
 「これでもし2月1日までに推薦を上げないという判断を政府がした場合、参議院選の前に我が党の岩盤保守層が離れる契機になると私は危惧いたしております」

 佐渡島の金山をめぐっては、「朝鮮半島出身者が戦時中強制労働させられた」などとして、韓国政府が世界文化遺産への登録に反対しています。

 こうした韓国側の動きに、自民党では25日、茂木幹事長が「根拠がなく不当なものであり、極めて遺憾だ」と反発。そのうえで、推薦するかどうかは政府の対応を待ちたいとしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5e8a3fcdf55206858ad25c1e645dde3518c0b08