御嶽海の大関昇進が正式決定、長野県出身では江戸時代の雷電以来
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御嶽海と同郷、「無類力士」雷電とは 驚異的な勝率、張り手は禁止に
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ba8c6de2e5567a2f5651970b52a03e0bf56a95
大相撲初場所で3度目の幕内優勝を果たし、初場所後の大関昇進を確実とした
東関脇・御嶽海(29)=出羽海部屋=は、長野県出身としては江戸時代の伝説的な力士、
雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)以来、227年ぶりの新大関となる。
日本相撲協会の資料によると、雷電は1767(明和4)年、現在の長野県東御市に生まれた。
本名・関太郎吉。90(寛政2)年に江戸相撲で西の関脇に付け出され、95(寛政7)年に大関に昇進した。
当時の大関は最高位。1811(文化8)年に引退するまで21年間で254勝を挙げ、
負けはわずか10番と、勝率9割6分2厘という驚異的な成績を残した。
このほかに2分け、勝敗を決めない「預かり」が14番、勝負の判定が付けられない「無勝負」が5番だった。
身長6尺5寸(197センチ)、体重45貫(168キロ)の巨体で攻めが強力過ぎたため、
張り手、テッポウ、かんぬきが禁じられたと伝えられる。
25(文政8)年に亡くなった。東京・富岡八幡宮の横綱力士碑には歴代横綱とともに
「無類力士」として、しこ名が刻まれている。【村社拓信】