https://www.sankei.com/article/20220125-TOH67AU3ABL5HITCET5MHHQ74Q/

日米、対北圧力強化 原潜など異例の展開公表

北朝鮮が今年に入り極超音速兵器や巡航ミサイルの発射を繰り返す中で、日米両国が抑止力強化に向けた動きを見せている。23日に米海軍の空母2隻と海上自衛隊艦艇による訓練を発表したほか、15日には米海軍が原子力潜水艦の米領グアムへの寄港を公表した。圧力を強めることで北朝鮮の自制を促す「強制外交」の一環とみられるが、2018年の米朝首脳会談の前に相次いだ朝鮮半島周辺での示威行動は控えている。

米空母2隻と海自のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」が訓練を行ったのは17〜22日。米海軍からは計10隻が参加し、共同戦術訓練を行った。山村浩海上幕僚長は25日の記者会見で、訓練について「日米同盟の抑止力、対処力の強化への寄与につながった」と強調した。