凡人には理解不可能…14兆円の資産をもつビル・ゲイツが「割引券」を使うワケ
1/26(水) 11:16配信
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マイクロソフト創業者のビル・ゲイツは一見「ケチ」に見える逸話を数々残しています。あれほどの資産がありながら、なぜそんな振る舞いをするのでしょうか。
企業のオーナー経営者を中心に多くの富裕層に接してきた経済評論家の加谷珪一さんは、お金持ちに見られる習性とその行動の背景を解説してくれました――。

【写真】加谷珪一氏の著書『150人のお金持ちから聞いた 一生困らないお金の習慣』(CCCメディアハウス)

 ※本稿は、加谷珪一『150人のお金持ちから聞いた 一生困らないお金の習慣』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。

■コンプレックスを持つ人は他人に見えないものが見える

 「チビ・デブ・ハゲには逆らうな!」

 これは、苦労人の実業家にして、現在では資産家として悠々自適の生活を送るG氏が語る格言である。
実際にチビ・デブ・ハゲなのかどうかが問題なのではなく、コンプレックスは人間にとって大きな原動力になることのたとえである。
コンプレックスを持った人間は、見返してやりたいと努力するだけでなく、ふつうの人であれば見過ごしてしまうことにも、気がつくことがよくあるのだという。

 コンプレックスを持っている人は、他人の発言に傷つくことも多いが、その分、人間の本質を見極めやすい。

 必死に努力し、かつふつうの人には見えないものが見える人は、成功する確率が高くなる。逆に言うと、敵にすると怖い。
だからG氏は、強いコンプレックスを持った人間には逆らわないようにするのだという。

 またG氏は、多かれ少なかれ、人間は誰でもコンプレックスを持っていると考えている。
そこで、人に会うと必ず、その人は何にコンプレックスを感じる人種なのかを、何気ない会話を通じて探るのだという。
何も見つけられなかったら、その人は何かを隠していると考えて、警戒して付き合うそうだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c4bc7c97d291017c7386f6cd2847b0d354fde912