捕鯨や鯨食文化の周知を目的に「食べる鯨をもっと身近に、簡単に!」と題したイベントが24日、千代田区の農林水産省北別館1階の「消費者の部屋」で始まった。イベントは水産庁が主催、日本捕鯨協会や捕鯨事業を行う共同船舶が協力して28日まで行われる。

会場では、ミンククジラの口の実物大の模型やクジラの歯やひげを使った工芸品、クジラの加工食品などが展示され、来場者が熱心に見学していた。捕鯨協会によるアンケートも行われ、各日先着200人にクジラの缶詰やクジラのエキスを含んだサプリメントなどをプレゼントする。共同船舶の所英樹社長は「新型コロナの感染が拡大しているが、クジラの肉には免疫力を高める効果のあるバレニンが豊富に含まれている。クジラのことをもっとよく知って、もっと食べてほしい」と話していた。

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