フジテレビの恋愛リアリティー番組に出演し、2020年に自ら命を絶ったプロレスラーの木村花さん(当時22)の母・響子さんがこのほど、大阪府庁で吉村洋文知事と面会し、中傷を受けた被害者の支援などに関する条例制定を求める要望書を手渡した。
響子さんはインターネット上の中傷対策に取り組むNPO法人「Remember HANA」の代表理事を務める。吉村知事に対し、被害者支援や加害者への罰則、加害者が中傷を繰り返さないためのカウンセリングの実施などを条例で定めることを求めた。
知事との意見交換で、「変わらないネットリンチを見るたび、花のことを思い出し、誹謗(ひ・ぼう)中傷されている人がみんな花に見えてしまう。いつも傷ついた思いを抱えている」と語った。(浅沼愛)
https://www.asahi.com/sp/articles/CMTW2201272800001.html