世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の葛西健(Takeshi Kasai)事務局長が人種差別的、威圧的な言動をしたとして、
現・旧職員から告発された。これを受けてWHO本部は27日、適切に対処すると表明した。葛西氏は疑惑を否定している。

葛西氏は、フィリピン・マニラにある西太平洋地域事務局の地域事務所で、「組織的ないじめと人前でのあざけり」が横行する
「有害な職場環境」をつくり出したほか、現地のフィリピン人を中心とする「特定の国籍の職員に侮蔑的な発言」をしたとされる。
職員は報復を恐れ、匿名で告発を行った。  

スイス・ジュネーブのWHO本部はAFPに対し、「疑惑の存在を認識しており、問題に対処するためにあらゆる適切な措置を講じている」と説明。
ただ、具体的な対応については示さなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e15aa22816a0cb4bf9965973f016370538ed993