女子高生を盗撮し、その動画をアダルト動画販売サイトに掲載したなどとして、千葉県警は27日、県迷惑防止条例違反(盗撮)と名誉毀損(きそん)の疑いで東京都世田谷区に住む自称無職の男(34)を逮捕した。

 県警は、容疑者が2020年3月〜21年9月に少なくとも40本以上の盗撮動画を複数のアダルトサイトで販売し、約5千万円の収入を得ていたとみて捜査。被害者は大半が女子高生で100人を超える恐れがあり、裏付けを進めている。自分で盗撮動画を撮影し、販売した容疑者の摘発は県内初という。

 県警サイバー犯罪対策課によると、容疑者は浦安市内の大型商業施設で、仲間の女性と2人でインタビューと称して女子高生に接触。手提げバッグに隠したスマートフォンでスカート内を盗撮し「違法性のある内容は含まれておりません」などの説明とともにアダルトサイトで販売していた。同課は共犯者が複数いるとみて調べている。

 逮捕容疑は仲間と共謀し19年3月1日、同市の大型商業施設などで、当時女子高生だった女性2人のスカート内を盗撮。21年6〜12月、うち1人の顔とスカート内が写った動画を同サイトに掲載した疑い。

 同課は認否を明らかにしていない。被害者の一人が「高校生の時の写真がSNSに載っている」などと友人から言われ、21年8月に警察に相談。県警が捜査していた。(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)

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