フランス人の食卓―パンは主食か? - 2
https://www.j-milk.jp/knowledge/column/h4ogb400000058xs.html

固いパンをスープやワインに浸して

農民の食事に穀物のお粥に代わってパンが登場したのは中世半ば11世紀以降のことです。
しかし当時は村に一つしかない製粉機やパン焼き釜は領主の管理下にあり、
農民が使う際は使用料を支払わなければならなかったうえ、長時間並んで待たされたりと、
パンの入手に大変苦労しました。

1〜2週間ごとに焼かれた丸い平型のパンは一個5kgもあり、
何日もかけて食べられるほど固いパンでした。