県内では29日、過去最多の668人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
新たな感染者の集団=クラスターは、発表されているだけで長崎市の介護施設事業所、民間児童福祉施設、それに時津町と長与町の保育園の合わせて5か所で発生しました。
県内で新たに感染が確認されたのは、自治体別では佐世保市で218人、長崎市で191人、諫早市で64人、大村市で55人、長与町で34人、島原市で33人、雲仙市で13人、佐見町でそれぞれ2人、東彼杵町で1人です。
時津町で12人、佐々町で11人、南島原市で9人、平戸市で8人、松浦市で7人、壱岐市で6人、五島市、川棚町、それに波佐見町でそれぞれ2人、東彼杵町で1人です。
長崎県内で1日に発表された新規感染者数としては、これまでで最も多くなりました。

【佐世保市発表】
このうち、新規感染者が最も多い佐世保市は感染者数が多いため、新たなクラスターが発生したかどうかの確認作業が追いつかないとして、クラスターに関する発表はしていません。
また、市地方卸売市場の食肉市場では、指定管理者の職員3人の感染が確認されました。

【長崎市発表】
長崎市では、29日までに介護施設で職員と入所者合わせて6人、事業所で従業員6人、
民間児童福祉施設で職員と児童合わせて12人の感染が確認され、それぞれ新たにクラスターと認定されました。

【長崎県発表】
県の保健所の管内では29日までに、時津町の保育園で職員と園児合わせて7人、長与町の保育園で園児6人の感染が確認され、それぞれ新たなクラスターと認定されました。
すでに公表しているクラスターは、南島原市の保育園で新たに職員と園児合わせて15人の感染が確認されたほか、平戸市の事業所で新たに従業員1人の感染が確認されました。

【医療体制】
医療提供体制の状況です。
県によりますと、27日午後7時の時点で、県が緊急時に備えて新型コロナウイルスの感染者のために確保している最大の病床数、561床に対して199床が埋まり、県全体の病床使用率は35.5%となっています。
このうち、感染が深刻な「佐世保・県北」医療圏では47%となっています。

県内 新型コロナ 新たに668人感染確認 過去最多
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220129/5030013983.html