2画面スマートフォン「Surface Duo 2」はパソコンライクなAndroidスマートフォン!

石川氏:マイクロソフトの「Surface Duo 2」が日本でも発売されることが正式に発表されました。折りたたみというよりは、2画面のスマートフォンで、事前に借りてオンライン会議などに使ってみましたが、机に安定して置けるし、画面比率もプレゼン資料がちゃんと見えるようになっているので、仕事する上では良いツールだと思います。

「Surface Duo 2」

法林氏:“マイクロソフトらしい”アプローチは感じますね。見やすいし、生産性をよく考えられている。「マイクロソフトなのに、Android?」って思うかもしれませんが、「マイクロソフトはWindowsの会社」と考えるのはちょっと古いですね。Windowsだけでなく、OfficeやOneDriveなど、Microsoftアカウントで提供されるプラットフォームがあり、それとは別にGoogleがAndroidプラットフォームで提供する世界がある。Surface Duo 2はその両方がうまく共存している形。

 あと、折りたたみスマートフォンが各メーカーから出始めてはいるけど、2枚のディスプレイを使ったほうが楽。無理してディスプレイを折り曲げなくてもいいんじゃないかという考え方はありかなと思います。

石川氏:2枚ディスプレイがあると、文字入力も楽ですし、電子書籍なども読みやすいですからね。

房野氏:繋げて1つの画面としても使えるのでしょうか。

法林氏:一応使えますが、真ん中に線が入ってしまうので、どちらかというと上手に2画面を使ってね……という形ですね。あと、細かい仕様だけど折りたたんだヒンジの外側部分に、時刻や一部の通知が表示されるようになっています。

房野氏:ちょっとパソコンライクな印象もありますね。

法林氏:そうだよね。ほかのスマートフォンにない特徴があったりもするので、面白いといえば面白い製品になっています。

房野氏:販売価格はいくらくらいになるのでしょうか。

法林氏:ストレージの違いで4つのモデルがあるんですが、もっとも安いモデルが18万4580円。米国向けが1499ドルだったので、まあ、妥当な線かな。FeliCaは搭載していません。

房野氏:チップセットはSnapdragon 888、OSはAndroidなんですよね。

法林氏:そうですね。だから普通にAndroidスマートフォンです。Windows 11とかは基本的に関係ありません。このあたりが「マイクロソフトはWindowsの会社」という解釈は古いという理由です。

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