県内では、30日、合わせて469人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表されました。
長崎市と島原市の合わせて3か所で新たな感染者の集団=クラスターの発生が確認された一方、佐世保市では感染者数が多いため、新たなクラスターが発生したかどうか確認作業が追いつかないとして発表はありませんでした。
県内では30日、469人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表されました。
自治体別では佐世保市で159人、長崎市で130人、諫早市で35人、長与町で32人、大村市で26人、佐々町で16人、時津町で15人、南島原市で11人、雲仙市で10人、島原市と平戸市、西海市でそれぞれ8人、松浦市と東彼杵町、波佐見町でそれぞれ3人、川棚町で2人です。

【佐世保市発表】。
このうち新規感染者が最も多い佐世保市は、感染者数が多いため、新たなクラスターが発生したかどうかの確認作業が追いつかないとして、クラスターに関する発表はしていません。
また、市土木部、市農林水産部、市水道局、市教育委員会、それに市が指定管理する市地方卸売市場で、それぞれ職員1人ずつ、合わせて5人の感染が確認されました。

【長崎市発表】。
長崎市では、30日までに民間児童福祉施設で職員と児童合わせて6人、別の民間児童福祉施設で職員と児童合わせて12人の感染が確認され、それぞれ新たにクラスターと認定されました。
このほか、市上下水道局の職員1人と市教育総務部の職員1人の感染も確認されています。

【長崎県発表】。
県の保健所の管内では、30日までに島原市の幼稚園で職員と園児合わせて14人の感染が確認され、新たなクラスターと認定されました。
すでに公表しているクラスターは、時津町の私立中学校「青雲学園」で新たに生徒6人の感染が確認されたほか、大村市の県精神医療センターで新たに患者4人の感染が確認されました。
このほか、県が所管する佐々町の地方機関に勤務する県職員と大村市の教育委員会の職員、県南地区の警察署で勤務する警察官のあわせて3人の感染も確認されています。

【医療体制】。
医療提供体制の状況です。
県によりますと、28日午後7時時点で、県が緊急時に備えて新型コロナウイルスの感染者のために確保している最大の病床数、561床に対して、195床が埋まり、県全体の病床使用率は34.8%となっています。
このうち「県南」医療圏では48.8%となっています。

長崎県 新型コロナ新たに469人感染 各地でクラスターも
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220130/5030013984.html