印ニューデリー、異例の寒さでホームレス170人超死亡 2022年1月30日 21:02

【1月30日 AFP】インドの首都ニューデリーが異例の厳しい寒さに見舞われている。路上生活者たちは暖を取るのに苦労しており、今年に入って176人のホームレスが寒さにより死亡した。
1月の寒さと強い風を伴う雨は多くの人にとって厳しいものとなり、ニューデリーの今月25日の気温は1月の気温としては約10年間で最も低かった。
ホームレスシェルターにいた男性(30)は「この10日間はとても寒く、日があまり差さなかった。暖を取ることに大変苦労しており、不安だ」と語った。
男性は、あり合わせの木を使って路上で火をたき、仲間たちと囲んでいたという。今月は毎晩、市内各地で同様の光景が見られる。
慈善団体によると、ニューデリーでは今年に入り176人のホームレスが寒さにより死亡。団体の関係者はAFPに「この極端な気温のせいで路上生活者の多くが死んだ」と語った。
インドの気象当局が現地メディアに伝えたところによると、ニューデリーでは1月の多くで1日の最高気温が例年を2〜6度下回っており、25日には2013年以降の平均を10度下回る12.1度を記録した。

https://www.afpbb.com/articles/-/3387681?act=all