品格ある先進国の条件とは

韓国では昨年来、「韓国は先進国になった」「日本を追い越した」という議論が盛んだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年の「8・15光復節記念演説」で国連貿易開発会議(UNCTAD)が韓国を先進国に格上げしたことで
「われわれは先進国の仲間入りを果たした」と宣言。経済団体の全国経済人連合会(全経連)は「主な経済指標で日本を追い越した」と発表し、購買力平価基準の1人当たり国内総生産(GDP)や国際競争力評価で韓国が日本を上回ったことを強調した。

新年に入って韓国紙では「日本が10年後には先進7カ国(G7)の座を韓国に明け渡すかもしれない、という日本の学者の展望が実感される」(中央日報)とか
「日本より豊かになった韓国、何が問題か?」(東亜日報)といった学者の論評や、日本と対等な立場での民間経済協力拡大を期待する特集記事(朝鮮日報)が目につく。

筆者の韓国との付き合いは1971年の初訪問以来、50年になるが、豊かさや便利さなど暮らし的な実感でいえば間違いなくもう先進国だと思う。

続き
https://www.sankei.com/article/20220131-CMKTMAHOYVLM7CVS7PN5OOO5UM/