男性器のサイズと足の大きさの関係をめぐる議論が、遂に決着したという。

 足の大きな人は男性器も大きい――そんな話を読者も一度は聞いたことがあるだろう。
普段は見ることができない秘部のサイズを身体的特徴から推定しようというなんとも下世話な話だが、英国民保健サービス(NHS)によると、足の大きさと男性器のサイズには有意な相関関係がないことが明らかになっているという。

 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者たちが、10代の若者や年金生活者を含む104人の男性の男性器と足のサイズを測定した研究が、2008年に学術誌「British Journal of Urology International」に掲載されていたというのだ。
被験者の平均的な男性器のサイズは、非勃起時に優しく伸ばした状態で13cmだったという。
イギリス人の平均的な靴のサイズは28cmだが、靴のサイズと男性器の長さには関連性がないことを発見したそうだ。

 さらに、「Insider」(2019年5月7日付)によると、1993年にカナダで行われた別の研究でも、同様の結果が出ているそうだ。
63人の男性の身長、足の長さ、男性器のサイズを比較した結果、足が大きいことと男性器が長いことの間には、ごくわずかな相関関係しか見出せなかったという。
非常に弱い相関関係のため、「足のサイズは、男性器のサイズの実用的な推定値としては役に立たないだろう」と結論づけられているとのことだ。

 医師のNesochi Okeke-Igbokwe博士は、「Insider」に次のように話している。

「足の大きさから人の男性器の大きさを予測しようとしても、ほとんど無駄です。男性器の長さと靴のサイズを決定的に結びつける科学的根拠はありませんが、『足が大きい=男性器が大きい』という神話は、いまだに大衆文化の中に浸透し続けています」

 男性器のサイズは、遺伝と環境要因の組み合わせで決まり、そのほとんどが胎児期に決定するものであり、足の大きさとの相関はないという。
結局のところ、脱いでみるまで男性器のサイズを知ることは難しいようだ。

https://tocana.jp/2022/01/post_229692_entry.html