受験生の解答用紙を紛失した高校、他教科の点数から国語の点数を推定…公表せず合否を判定(読売新聞オンライン)
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佐賀学園高校(佐賀市)は1日、1月20日に行った高校入試で、受験生36人の採点前の国語の解答用紙を紛失していたことを明らかにした。他の教科の点数などから国語の得点を推定して合否を判定し、紛失の事実などを公表しないまま各受験生の中学校に結果を通知していた。

同校によると、志願者は1090人で、佐賀県内の複数の会場で国語、英語、数学の3教科を実施。このうち唐津市のホテル(志願者93人)で受験した36人の国語の解答用紙がなくなっていることが翌21日午後に判明した。同校は36人の数学と英語の平均点と全体の平均点を比較するなどして、国語の推定点を算出。通知表などを加味して合否を判断した。外部からの問い合わせを受け、同31日になって紛失の事実を各中学校に説明した。

福地昌平校長は、紛失や説明の遅れについて「批判は仕方ない。被害を受けた受験生が不利にならないようにした」と説明した。