「維新から共産まで合併した大野党を・・・」支持率低迷にあえぐ立憲の今後を小川淳也議員が語る
――新体制となりましたが立憲民主党の支持率は低迷を続けています。泉代表は「批判」から「提案」路線に舵を切りましたが、今年参議院選挙を控えて今後も続けていきますか?
まず泉代表が目指している「提案」型について申し上げると、立憲の議員立法の提出によって岸田政権が政策を変えるということが相次ぎました。野党の議員立法提出がかつてなく大きな起爆剤になっていて、これは一つの成果だと思います。
参議院選挙は半年後ですから、政策に加えてやはり他党との関係をどうするのか、それがどのように選挙対策につながっていくのかもあわせて考えなければなりません。立憲の支持率の問題は立憲単体での魅力、地力が必要なのはもちろんですが、野党第一党として野党全体のリーダーシップを発揮できるかどうかも問われてくるのではないかと思います。
――泉代表は中道にウイングをのばすべきだとしています。「中道」は維新が念頭にあると推察しますが、小川さんは維新とどう向き合うべきと思いますか?
大連立ではなくて巨大野党ですね。心ある野党陣営に所属しているという気概をもって、維新から共産まで合併し、大野党を形成すべきだという妄想です。おそらく自民党にとってこれほど嫌なことはないでしょうね。立憲が維新との共通項として見出すべきは、改革姿勢だと思います。一方で改憲論や極端な規制緩和路線は距離を感じなくもないですが。