琵琶湖で「深呼吸」確認

滋賀県は1日、琵琶湖で酸素を多く含んだ表層と湖底の水が混ざり合う「全層循環」を昨年2月に続いて観測したと発表した。「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる現象で、昨年末の大雪などで冬の冷え込みが厳しく、琵琶湖の水が十分冷やされたためとみられる。

全層循環は、湖底に酸素を供給する役割を果たす。例年1月下旬から2月にかけてみられるが、2018〜19年度には確認されなかった。気候変動の影響とみられている。20年度に3年ぶりに観測された。

琵琶湖の中で一番深いとされる北部の高島市沖合で、水深90メートルの湖底と表層の酸素濃度がほぼ同一であることを確認した。

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