【独自】ソニーGが長崎を軸に7千億円投資 半導体工場へ3年間、TSMC進出契機
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 ソニーグループが2021〜23年度の3年間で、長崎県諫早市にある半導体画像センサーの主力生産拠点を中心に、7千億円程度を設備投資することが分かった。世界的に半導体が不足する中、画像センサーで世界シェア首位の半導体事業を成長戦略の軸に据え、スマートフォン向け最先端製品の生産能力増強を図る。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出で、画像センサーに組み込む半導体の安定調達が見込めることが、ソニーグループの巨額投資を後押しする。


 画像センサーは「電子の目」と呼ばれる高感度の半導体で、IT機器や自動車などに幅広く使われる。同社の子会社「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」(熊本県菊陽町)が菊陽町、諫早市、大分市、山形県鶴岡市の国内4拠点で量産している。主に諫早市でスマホ向け、もう一つの主力生産拠点の菊陽町では監視カメラや自動車向けを出荷している。

 諫早市の工場の名称は「長崎テクノロジーセンター」。敷地内に1万平方メートルのクリーンルームを備えた製造施設として5棟目の新棟を建設し、21年4月に操業を開始した。その直後に新棟の拡張に着工しており、22年度半ば以降の稼働を目指している。

 ソニーグループの関係者によると、最先端の画像センサーの需要増加に対応するため、新棟では次世代向け技術の試作開発を進めている。生産設備の増強で、最先端製品の量産につなげる。同社は21〜23年度に半導体事業に7千億円程度の投資を計画しており、諫早市の工場の新棟拡張や生産設備導入などに大半を使うという。

 背景には新興国などのスマホ需要の伸びがある。カメラの性能向上を競うスマホは、レンズの高画質化や、複数のレンズを搭載する「多眼化」が進む。レンズの裏に組み込む最先端の画像センサーの需要増加が続くと見込み、同社は開発と生産能力増強を急いでいる。

 経済安全保障上も重要な半導体の調達にめどが立ったことも大きい。同社は政府と協力し、菊陽町の半導体工場隣接地にTSMCを誘致した。24年末の操業開始に向け、共同で設立する新会社に約570億円を出資する。画像センサーの演算処理を担う半導体を調達するためで、ソニーグループは「世界的な半導体不足が長期にわたると予想される中、安定調達の解決策となり得る」(十時裕樹副社長)とする。


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