積極財政推進、自民議連が9日発足 講師に安倍氏

自民党所属の国会議員が積極財政を推進する議員連盟を立ち上げる。9日に設立総会を開き安倍晋三元首相を講師に招く。

名称は「責任ある積極財政を推進する議員連盟」。衆院当選4回以下、参院当選2回以下の議員で設立する。
中村裕之農水副大臣らが共同代表に就く見通しだ。後見人として衆院当選6回の城内実氏も参加する。

初会合には安倍政権の経済政策「アベノミクス」を支えた本田悦朗元内閣官房参与も出席する。

設立趣意書案に「現下の日本経済の情勢において財政赤字を恐れず、積極的な財政出動が必要であるとの認識を共有」すると明記した。
「経済が成長し、所得が上がる社会への転換を早急に実現しなければならない」と強調した。
「令和の高橋是清、池田勇人をめざす」と掲げた。

党政調は2021年12月に従来の財政再建推進本部を改組し、財政政策検討本部を設けた。
最高顧問の安倍氏ら積極財政を主張する議員が幹部に名を連ねる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA02A6V0S2A200C2000000/?unlock=1