ノルウェー、ブルドッグのブリーディングを禁止 [508459275]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
遺伝的な疾患が多すぎて「“健康な”状態での繁殖は不可能」
ノルウェーはブルドッグとキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(キャバリア)のブリーディング(品種改良)を、違法とする判決を1月31日に下した。それが「非倫理的、かつ動物に人為的な健康問題をもたらす」からだ。
鼻ぺちゃのブルドッグは世界中で人気を博しているが、多くは品種改良に起因する健康問題を抱えていると指摘されている。専門家によれば、極端な頭蓋骨形状のために呼吸器系や目、皮膚に疾患を抱える場合も多い。
また、キャバリアは心臓や頭蓋骨、脳のトラブルなどの遺伝性疾患が報告されている。
そのため、弁護士はこれらの犬を「健康な」状態に繁殖させることはもはや不可能であると主張したと、英紙「テレグラフ」をはじめ各紙が報じている。
ノルウェーの動物愛護団体は、この問題が北欧の動物福祉法25条違反にあたるとして、2018年に訴訟を起こした。同条項は、繁殖に関する法律で、遺伝的に身体・精神面で問題を抱えるリスクのある動物のブリーディングを禁じている。また、そのような遺伝的特性を持つ動物を、繁殖に使用してはならないとしている。
訴訟を起こした動物愛護団体を率いるアシェイルド・ロールドセットは、今回の判決について、こう述べている。
「これは、国際的な注目に値する歴史的な評決だ。ブルドッグの人為的な健康問題は、20世紀初頭から知られてきた。犬には健康に育つ権利がある」
https://courrier.jp/cj/277767/
そもそもブルドッグはどのように生まれたのか?
ブルドッグの発祥はイギリス。同国では12世紀頃から杭につながれた雄牛と犬を戦わせる見世物「ブル・ベイティング」が娯楽として人気を博していた。当初この見世物に使われていたのは、マスティフという品種の大型犬だった。
イングリッシュ・マスティフ Photo: Cappi Thompson / Getty Images
牛を倒した犬の飼い主には賞金が与えられていたため、人々はこのマスティフを“牛を倒せる犬”にしようと品種改良を始めたと言われている。こうして生まれたのがブルドッグである。
鼻ぺちゃの愛くるしい顔も、この“改良”によって生み出されたものだ。牛に噛み付いた時に鼻先が出ていると呼吸がしにくいため、鼻を引っ込ませたのだと言われている。顔にシワが多いのも、この極端な頭蓋骨形状のためだ。
その他にも、上半身を大きくしたり、上顎より下顎を長くすることで、より牛に噛みつきやすくしたり、また、牛からの攻撃を交わしたり倒されにくくしたりするために、足の短い低重心の体型に“改良”された。
ブル・ベイティングが禁止された1835年以降、ブルドッグは番犬を務めるなどしてきた。その後、次第にペットとして所有されるようになったが「大きくて凶暴」である点は、ペット向きではなかったため、さらなる“改良”が加えられていった。より小さくて、温厚で、特徴的な顔の──と、あまりにも人間の勝手な都合に合わせた改良を続けた結果、前述のような多数の健康疾患を抱えるようになったようだ。
鼻ぺちゃ顔の犬の人気は近年高まっており、ケネルクラブ(各国で犬の品種の認定やブリーディング、飼育の指導、ドッグショーの開催などを行なっている団体)の報告によれば、過去17年間でブル所有率は2747%も上がったと、「テレグラフ」は報じている。その飼い主の多くは、愛犬が身体的および精神的な苦痛を抱えていることに気づいていないと書く。
実際、イギリスの王立獣医大学の昨年の調査結果によると、ブルドッグの飼い主の58%が、愛犬が鼻ぺちゃであるがゆえに呼吸困難である可能性が高いことを認識していなかったと、英紙「デイリー・メール」は述べている。
一方、訴えられたノルウェーのケネルクラブの広報は、今回の判決に対して異議を唱えている。
「デイリー・メール」に、このような法律ができたところで、非常に人気の高いブルドッグやキャバリアを所有することを禁じていない以上、人々はさまざまな経路で購入し続けると語り、「子犬の密輸や違法なブリーディングといった現行の問題を、さらに悪化させるだろう」と反論している。 血統って近親交配だからしかたない
それをありがたがる馬鹿がいるだけの話さ それ言ったらほぼすべての血統種は禁止だろ
人間の都合のいいところで線引きすんなや 人気猫ナンバー1はミックス(雑種)
犬好きはエゴイスト >>9
柴、チャウチャウ、サモエド、ハスキーとかか
他は珍しい犬種になっちゃうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています