ミステリー・サークルは、英語ではクロップ・サークルと呼ばれる。一夜にして農家の畑に現れる奇妙な円形模様のこと。エイリアンやUFO説まで飛び出すほどだ。
この謎めいた現象は、一般の人々やマスコミを惑わせ、喜ばせ、大いに好奇心を刺激している。
ミステリーサークルはおもにイギリス、とくに南西部で多く見られるが、この数十年で世界中の国々でも目撃されており、多くの書物や、映画作品が誕生している。
その真相については、何十年も研究されているにもかかわらず、「いったい誰がこれらの円形模様を作ったのか?」という謎が残ったままだ。
ミステリー・サークルの共通点
例外はあるものの、ほぼすべてのミステリー・サークルには、共通した特徴がある。
1.円形であること
まれに三角形や長方形や正方形のものがあるが、その名のとおり、ほとんどは円の形をしている。直線や曲線が含まれているものもある。偶然ではないだろうが、円が一番描きやすい図形だからだろう。
2.夜間につくられていること
夜間に作られるようで、翌朝、農夫や通行人によって発見されることが多い。地球外生命体や地球エネルギーが夜にしかミステリー・サークルを作らないという論理的な根拠はないと思われる。
人間の制作者にとって、ミステリー・サークルをでっちあげるのに、闇にまぎれているほうが好都合で、とくに満月の夜は人気があったようだ。
3.製作中の記録がない
ミステリー・サークルが作られているところが記録されたことは一度もない。もし、地球の神秘エネルギーやエイリアンの仕業なら、カメラが作動していようがいまいが関係ないだろう。
4.道路に近い場所に出現
たいてい、誰もが簡単に近づける道路や高速に近い畑に現れ、人里離れた、アクセス困難な場所に出現することはめったいにない。
そのため、だいたいできあがってから1〜2日で、車でやってきた通りすがりの者に発見される。
エイリアン、可思議な竜巻、タイムトラベラー、風の向きなど、多くの説があるが、どれも重要な要素に欠けている。それは十分な証拠だ。
ミステリー・サークルの原因は人間なのだ。いつか、まだ知られていないミステリー・サークルの答えがわかるかもしれないが、それまでは人間の手によるパプリックアート群であると考えるのがベストだろう。
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