客室が丸ごと「シウマイ弁当」のホテルが話題 崎陽軒とJR東海がコラボ「横浜を元気に」

JR東海グループが運営する横浜市のホテルが1月、崎陽軒の名物駅弁「シウマイ弁当」とコラボした特別な2部屋をオープンした。

室内は包み紙をデザインした寝具や装飾品、マスコットのグッズで埋め尽くされ、ファンに人気だ。新型コロナウイルス禍が続く中、近場で気分転換したい地元の人たちが泊まりに来ているという。

企画したのはJR新横浜駅近くのホテルアソシア新横浜。シウマイ弁当の歴代の包み紙をパネル展示した「駅弁ルーム」は、ベッドカバーやクッションも包み紙のデザインに。
崎陽軒のマスコット「ひょうちゃん」のさまざまな表情を壁にあしらい、ぬいぐるみやグッズをあちこちに並べた「ひょうちゃんルーム」も用意した。

宿泊客をウエルカムドリンクならぬ「ウエルカムシウマイ」で出迎え、崎陽軒の商品券などを贈呈。朝食のメニューはシウマイ弁当だ。
部屋に備え付けのノートには「この日のためにシウマイのニット帽を手編みした」「チェックアウトが寂しい」といったファンの熱い思いが記されていた。

ホテルによると、近くに日産スタジアムや外資系企業があり、旅行者や出張者が多かったがコロナ禍で激減。地元の人に目を向けてほしいと考え崎陽軒に協力を頼んだ。

狙い通り、予約の9割は横浜市や近郊の在住者という。企画は3月末までの予定で、川端崇支配人は「横浜を元気にしたい」と意気込んでいる。(共同)

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