英国のエリザベス女王(95)が6日、英国の君主として初めて在位70年を迎えた。
高齢ながら勤勉に公務にあたる女王は多くの国民に慕われており、今年6月には4日間にわたって盛大な祝賀式典が予定されている。
1952年2月6日、父ジョージ6世の死去を受け、25歳で即位した。戴冠(たいかん)式は翌53年6月2日に行われた。
2015年9月に、高祖母ビクトリア女王(1819〜1901)の約63年7カ月の最長在位記録を更新した。
昨年4月には、70年以上連れ添った夫エディンバラ公フィリップ殿下が99歳で死去した。
女王は同12月、クリスマス恒例のメッセージ動画で「今年は親しんできた笑いが一つ欠けている」と述べ、フィリップ殿下に思いをはせた。
女王は13年に胃腸炎で入院した以外はおおむね健康で、昨年6月に英国で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも会場入り。
記念撮影では「楽しそうにするべきかしら?」と隣席のジョンソン英首相に尋ねて各国首脳を笑わせ、場を和ませる姿が話題になった。
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