日刊ゲンダイ「国交省統計不正は野党合同ヒアリングで追及しろ」 [619055144]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
これまでであれば今ごろ、国交省の担当者らは「野党合同ヒアリング」の場に出席し、事実関係について説明を強く求められていたに違いない。
国交省が建設業の毎月の受注動向を示す「建設工事受注動態統計」のデータを約8年間にわたって「改竄」していた問題。16日の参院予算委で、立憲民主党の白真勲議員は、国交省が会計検査院の指摘を受けた後も同様の対応を続けていたと指摘。これを受け、斉藤国交相は19年11月ごろに検査院から改善を求められ、20年1月に集計方法を見直したものの、21年3月まで従来の作業も並行していたとし、その理由として「統計学的な必要性」を挙げた。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298852
田首相はこの問題について第三者委員会の設置を明言したが、全く期待できない。第三者委を盾にしてノラリクラリと時間を稼ぐのは常套手段だからだ。総務省接待問題の第三者委と同様、ほとぼりが冷めたころに最終報告書が公表され、結局、真相がよく分からないままシャンシャンになる可能性が高いだろう。
国の基幹統計がごまかされ、GDP（国内総生産）の推計数値にも影響しかねないという、いわば国家の信頼にかかわる重大な話であるにもかかわらず、このまま幕引きになりかねないのだから絶望的な気分になる。
政府の違法行為をウヤムヤにせず、担当者にきちんと責任を取らせるためにも国会以外の追及の場が必要。それが「野党合同ヒアリング」だったのだ。ところが、衆院選後、テレビや政権寄りのスタンスを取る新聞による「野党は批判ばかり」の論調に押し切られたのか、どの野党も腰が重いまま。15日の衆院予算委でも、質問はチョボチョボだった。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298852/2
立憲の大串博志・予算委筆頭理事は「暴れるようにして国会を止めることが、国民の理解を得られるのか」などと言っていたが、何も「暴れる」必要はない。客観的事実や論拠を示し、淡々と政府側の姿勢をただせばいいだけだ。
こうなると野党は一体、何のために存在しているのか。政府側の説明を「なるほど、なるほど」と黙って聞いているだけなのであれば、予算委の質疑の場はいらない。これが果たして成熟した民主主義国家の姿なのか。将軍様の国と変わらないだろう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298852/3
結局、バカを見るのは国民であり、「野党は批判ばかり」という論調がいかに「知る権利」を奪う言葉なのか分かったはずだ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298852/4 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
