AIで脳の不老不死を実現なら… 専門家が語る「ゆっくり開発」する重要性とは
人間は火を使うサルである。すなわち、道具や技術を使いこなしてこそのホモサピエンスなのだ。
そう、単に「使う」だけでなく上手に「使いこなす」ことが大事なのだが……。
AI全盛時代を迎えようとしている今、我々はその真の意味を理解できているのだろうか。
AI(人工知能)の技術が進歩して、例えば植物状態にある人の脳の信号を読み解き、コミュニケーションがとれるようになったとしたら、それはとても素晴らしいことです。
しかし残念ながら、歴史を振り返ってみると、誰かが新しい技術を開発しても、その当初の開発目的だけに沿って新技術が使われてきた例はほとんどありません。
ダイナマイトしかり、原子力しかりです。そして幸か不幸か、人間には作れるものは作ってしまう性(さが)があります。
つまり、植物状態の人とのコミュニケーションが実現するというベネフィットだけを見て野放図に開発を進めてしまうと、
これまでの技術同様、AIも悪用される危険性を孕(はら)んでいることを考えなければいけません。
しかも、自ら手順や判断基準を見つけ出す「自律性(オートノミー)」をAIが獲得した時、
AIの危険性はそれまでとレベルが違い、想像を絶するものになる恐れがあります。今すぐの話ではありません。
しかし10年後から20年後には、AIの自律性獲得という難問に人類は間違いなく直面するはずです。
長いので続きはソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/5387d068a73d41db9e9270b09505031e94ee1448