関東甲信を中心に10日から予想される大雪をめぐり、公共交通機関への影響が懸念されている。

 JR東日本によると、9日午後4時現在、あらかじめ鉄道を止める「計画運休」は具体的に検討していないと説明。
今後の天候状況によっては、首都圏各線区で大幅な遅れや運休などの可能性はあるとして、最新の運転状況の確認を呼びかけている。

 首都高速道路は9日、積雪による事故や立ち往生を防ぐための「計画的・予防的通行止め」を、降雪が始まった段階で実施すると発表。
中央環状線や10号晴海線、11号台場線、湾岸線西行き、埼玉新都心線など8路線で予定している。
首都圏の他の路線も多くの区間で通行止めの可能性があり、最新の交通情報を確認するよう求めている。

 ネクスコ東日本は、予防的な通行止めをする場合は3時間前に発表するとしている。

 航空会社は10日に羽田空港と各地を結ぶ国内線の一部を欠航する。全日空は計96便で影響人員は約4760人。日本航空は計73便で影響人員は約6400人。

 東京消防庁によると、都内に大雪が降った先月6〜7日、管内(稲城市と島部を除く)で歩行者が転倒するなどしたことによる搬送は1376人だった。

 警視庁は大雪警報などが出ている場合は不要不急の外出を避け、車を運転する際にはスタッドレスタイヤの装着を呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9633d55da2860314ae95bb2e33c2e7f6954875