修学旅行先で集団感染疑い 愛知の県立高、中断して帰宅 新型コロナ

 愛知県教育委員会は9日、沖縄県に修学旅行中だった愛知県立高校2年の生徒237人のうち9人に新型コロナウイルスの感染や疑いが確認されたと発表した。高校は旅行を中断し、ほかの生徒を同日、帰宅させた。

 県教委によると、修学旅行は8〜10日の日程で名護市に滞在予定だったが、8日の出発後に旅行に参加しなかった同校生徒2人の感染が判明した。同日夜に旅行先で生徒1人が頭痛を訴え医療機関で感染を確認。その後、7人が簡易抗原キットで感染疑いの陽性となり、1人が体調不良を訴えているという。

 学校は医療機関や保健所の指示を受け、9人は現地の宿泊療養施設などに滞在し、ほかの生徒は9日の便で愛知県に戻った。

 県教委はまん延防止等重点措置中の修学旅行について、行き先の感染状況を確認し慎重に判断するよう通知している。今回のケースを受け、今後旅行を予定している学校に対しては、事前にPCR検査を受けられるよう検討するとしている。
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