そんな状況下で開催されたスキー訓練。
毎年、2年生だけが参加する恒例行事で、新潟県妙高市のゲレンデで行われる。
学生たちによると、「他の訓練とは違い、“思い出づくり”の意味合いが強い」“合宿”のようなイベントだという。
参加した2年生が語る。

「昨年は新型コロナウイルスの感染状況が悪化していたため、実施は見送られました。ところが今年は実施されたのです。
圧倒的に今の方が感染者数は多いので、『当然ないだろう』と思っていたのですが……」
訓練期間中に下された驚きの指示

しかし、防衛大側は「この学年で陽性者は出ていないから」という理由で実施。
さらに訓練期間中には“ある指示”が下されたと、学生は明かす。

「『訓練部長から“幹部との懇談では飲酒してもいい”と許可が下りた』と通達が回ってきたのです。
その後、3人〜5人で泊まる部屋に多い時は10人くらいの学生が入って、飲み会になりました。
まさに“三密”そのものの状態で、中には泥酔している人もいました。
そして、スキー訓練を終えて学校に戻ると、参加していた2年生から複数の陽性者が出たのです」(同前)

防衛大にスキー訓練で幹部と学生が“飲み会”をしたこと、訓練後、参加した学生に感染者が出たことについて問い合わせると、
「訓練に参加した学生に対しては、宿での飲酒は禁じており、また、訓練部長が懇談時の飲酒を許可した事実もありません。
訓練開始の時点では、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出がなく、感染拡大防止策を講じた上で
実施可能であると判断したため、スキー訓練を実施しました。スキー訓練に参加した学生から、
新型コロナウイルスの陽性者が複数出ていることは事実です」などと回答した。

https://news.livedoor.com/article/detail/21649827/