北京冬季オリンピックでフィギュアスケート団体のメダル授与式が「法的問題」のために急きょ延期されたことについて、五輪専門メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」は9日、金メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)にドーピング(禁止薬物使用)の疑いがあることが原因と報じた。

 今季シニアデビューした15歳のワリエワは、個人種目で金メダル最有力候補の女子選手。7日まで実施された団体では女子のショートプログラム(SP)とフリーでともに1位となり、ROCの2大会ぶりの金メダル獲得に貢献した。2位は米国で、日本は初の表彰台となる3位だった。

 世界反ドーピング機関(WADA)の規則によると、ドーピング違反者が18歳未満の場合、一般的な開示義務は求められず、ワリエワは、この規則に該当するとみられる。

 国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は9日、定例記者会見で「国際スケート連盟(ISU)と協議すべき法的な問題が浮上した」と説明。具体的な内容は明らかにしなかった。

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