山形県の吉村美栄子 知事は、2月20日までとなっている「まん延防止措置」の解除の判断基準について、「措置が適用される前の水準まで感染が収束する必要がある」と述べました。

 9日の定例会見で吉村知事は、県内の感染状況について「庄内地域や置賜地域で収束の兆しが見えているものの、山形市・天童市は増加傾向が続いていて予断を許さない」と分析しました。
 そのうえで、2月20日までとなっている「まん延防止措置」の延長・解除の判断について、「措置が適用される前の様々な指標を下回る必要がある」としました。
 直近1週間、人口10万人あたりの新規感染者数をみると、1月27日が74.77人、2月7日現在で177.09人など、いずれの指標も適用前に比べて高い状況が続いています。

【吉村美栄子 知事】
「(適用前の指標を下回るのは)そんなに簡単ではない。(新規感染者は)頂点に達した気がするが、下がり気味ではあるが、また上がりそうな気配もあるので、なかなか厳しい」

 吉村知事は措置の解除・延長について「2月20日の2、3日前には判断したい」としました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f76e596173786bf45316193f263a35dd2319267